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 水禽すなわちカモ科鳥類は、ハクチョウ類、ガン類、カモ類という約150種の大きなグループです。このグループ中の最大種はコブハクチョウで、体重は15kgのものもあります。一方最小種は、南アメリカのクビワコガモで体重は、約300gです。食性により違いはありますが、幅広く扁平で、先の丸い嘴をもっています。
体は流線型で、羽毛は水を弾き、足には蹼(みずかき)があります。南極を除く地域に汎世界的に分布します。ハワイガン、バライロガモなど種によっては絶滅の心配されるものもありますが、中・小形のカモ類は比較的個体数は多く、安定しています。
 餌は植物食のものが多く、魚、貝、水生無脊椎動物を主食とする種もいます。採餌法としては、潜水する、浅瀬でビチャビチャ食べる、陸上で草などを食む、などの行動を示します。
 繁殖期は、生息する地域によってまちまちですが、繁殖シーズン前にはそれぞれの種独自の求愛行動を示し、ペアーを形成し、繁殖期に入ります。巣は通常、水辺近くの地上に作りますが、オシドリのように樹洞を利用するものもあれば、ツクシガモのようにアナウサギの古巣穴を利用して地中で営巣するもの、岩の割れ目などを利用するものもあります。卵は白色、クリーム色などの淡色のものが多く、主に雌のみが抱卵します。地上に巣を作る多くの鳥と同様に、一腹の卵数は多く産みます。孵化したヒナは、綿羽が全身に生えており、孵化後数時間で自由に歩くことができ、巣から安全な場所へ移動します。種の解説で、巣立ちまでの期間を示していますが、これはヒナが実際に巣を離れる期間ではなく、ヒナが独立するまでの期間と考えて下さい。
 カモ科の鳥は、肉量も多く、羽毛の利用価値も高いので、昔から人間にとって重要な動物でした。肉、卵、羽毛を利用するために家禽化された種類も何種かあります。マガモからアヒルが作られ、ハイイロガンからガチョウが、サカツラガンからシナガチョウが、ノバリケンからバリケンが家禽化されています。